Webエンジニアのメモ帳

技術的な話を中心に書いています。

民泊の騒音の対処法 保健所に連絡するのが正解?

はじめに

私の家の近くにはAirbnbに登録されている民泊があり、週末になると大勢の若者がやって来ては飲み会をしています。
それだけだと良いのですが、深夜まで騒音が続くケースもあり、対処に悩まされていました。

結果的には、保健所に連絡することで騒音はかなりマシになりました。同じ悩みを抱えている方の参考になればと思い、それまでに行ったことを公開します。

1. Airbnbに連絡 → 効果なし

まずやったことは、Airbnbへの連絡です。
Airbnbでは、騒音などに対応するための窓口があるので、住所から該当の物件 (リスティング) を特定し、「この物件で若者がパーティーをしておりうるさい」といった連絡を入れました。

しかし、結果的には全くの無駄だったと言えます。

何回か連絡しましたが、基本的には当たり障りのない返答がくるのみ。
おまけに「続く場合はリスティングの停止などの措置などもあり得るか」といった突っ込んだ質問をしても、「詳細は分かりません」といった回答が来るだけです。

会社としても物件の掲載停止は何のメリットもないため、実態としてはクレーム対応は全く機能していない感じがしました。
これに加えて、外国の会社なのもあり、日本語で連絡をしても、自動翻訳のような変な日本語でしかメールが返って来ません。
こうした意思疎通の難しさもあるので、Airbnbに頼ることはできないと考えた方が良いです。

2. 直接注意する・警察に通報する → 1回限りで効果あり

次にやったのが、直接注意をするということと、警察に通報するということの2点です。

耳栓をしても気になるほどうるさい時は、直接注意をしたり、警察に通報したりもしました。
利用者次第ですが、これで収まるケースは多かったです。
なお、警察が1回来ても変わらなかった場合、2回呼んだこともありますが、さすがに2回呼ぶと収まると思います。

ただし、民泊という性質上、利用者が毎回変わるので、この方法では、その度に通報するしかありません。
そこで次に取った行動が、保健所への連絡です。

3. 保健所への連絡 → 効果あり

ご存知ない方も多いでしょうか、民泊は保健所が管理しています。
保健所に連絡したところ、民泊の運営元に注意をしてもらうことができました。

それで変わるのか...と思っていたのですが、今回の場合はこれで劇的に変わりました。
保健所の指導の結果、利用者が騒がないような工夫がされたのかなと思います。
(推測ですが、建物内部に騒音についての注意の張り紙をする、利用者に前もって注意するなど)

Airbnbと違い、当然ですが保健所は民泊の営業利益ではなく市民の生活を優先します。
そのため、保健所の方はかなり真摯に対応くださった印象があります。

4. 運営元への連絡 → 場合によっては効果あり

最後に、保健所の方は民泊の運営元の連絡先を教えてくださいました。

結果的には、運営元に連絡して利用者に注意してもらうのは、警察の方に注意してもらうのよりは効果が薄いかなと感じました。

ただし、こちらの方が良いと思った点もあり、それは利用者が学生だった場合に、運営元から大学にも連絡がいくことです。
大学側がどのような対応をしているのかは知りませんが、直接大学から注意されるような事態は学生としても避けたいでしょうから、これは効果があるかなと思いました。

備考 営業を停止させることはできないのか

Airbnbには躱されたこちらの質問ですが、残念ながら保健所の回答は無理だというものでした。
理由としては、民泊は旅館などと違い「届出」制であって「許可」制ではないということ。
なので、営業許可を取り消す以前に、そもそも許可を貰わなくても届出さえすれば誰でも営業できるからです。

なので、本気で営業を停止させたいと思えば、希望があるのはAirbnbへの連絡、ということになるのかもしれません。
ただし上述した通り、苦情を受け付けたところでどのような対応をしているかは一切不明なので、無駄骨に終わる可能性も高い、というのが自分の所感です。

まとめ

民泊がうるさい場合の対処法について書きました。
同じ悩みを抱えている方の手助けになれば幸いです。